大好きな母に迷ったあげくに送ったのは野田琺瑯の食器

僕の母は、昔から料理が好きでした。

その影響もあるのか、食器にも母はこだわりを持っていたようで、
幼いころは分かりませんでしたが、
今思うとすべてブランド物の食器だったような気がします。

そんな母に育てられた僕も、
母の料理に影響されたのか、
自分で作ることはなかったのに料理の道を自然と歩もうと決め、
専門学校で学び、小さな個人レストランに勤めました。

からだにやさしい食材を使用したり、
無添加や無農薬のものを使うことにこだわったそのお店や、
柔らかく自然な雰囲気にどことなく母を重ねていたのかもしれません。

そして、初任給を手に入れた僕は、
勤め先の店主から勧められた野田琺瑯の食器をプレゼントすることに決めました。

キッチン用品を送る事は決めていましたが、
種類も豊富で値段もピンキリ、
いったい何がいいのかまったく決められずに毎日悩んでいましたが、

店主が「野田琺瑯の食器はシンプルで使い勝手もいいし、
ずっと使えるいい食器だよ」と話していたのが決め手になり、
購入しました。実家に住んでいる為、
帰宅後綺麗に包装された食器が入っている箱を手渡すと、
母は「素敵な食器・・・あら、野田琺瑯のものなのね。素敵ね」
と食器を大切に扱い、
早速次の日の朝から使っていました。

野田琺瑯を知っていたのか。

という少し残念な気持ちと、
喜んでもらえて嬉しい気持ちが混じりました。

誕生日などの特別な日でもないときに、
人にプレゼントするというのは気恥ずかしいものですね。